三重テレビ『ハピ3!』2020年1月11日放送

桑名市にある『六華苑』は明治大正時代を代表する貴重な歴史的建造物!
今回は六華苑と、そこで行われる新春イベントを紹介します!

今回は、明治大正時代を代表する建造物『六華苑』にお邪魔しています!
六華苑で行われる新春イベント、そして六華苑の魅力をご紹介します!

 

まずは『六華苑』がどういった建物なのかを、桑名市産業振興部観光文化課の水谷芳春さんにお聞きしました。

「『六華苑』は、平成5年から桑名市がオープンした施設となります」

 

「『山林王』として有名な『二代目 諸戸清六』の邸宅として大正2年に
竣工され、洋館および和館は平成9年に国の重要文化財に指定されています」

ちなみに洋館は『鹿鳴館』を設計したジョサイア・コンドルによる設計となっています。

 

最大の特徴は、玄関にある円筒形の塔屋。
現在は4階建てとなっていますが、設計当初は3階建てになっていたそう。

 

3階からだと塔屋から揖斐川が見えないという、二代目諸戸清六の意向により、4階建てに変更されたのだそうです。

 

中に入ってみました。
素敵ですねえ!!!
画面左にあるテーブルが、ホールで使われていた家具の中で唯残っているものだとか。

 

六華苑の最大の見どころがこちら!
洋館と和館が、壁一枚で隔てられています。
当時の洋風建築では、和館は洋館の一部、または別棟として建てられるのが一般的でした。

 

旧諸戸邸は和館の床高を洋館に合わせ、連続で配置している珍しい作りとなっています。

 

こちらの和館は近代和風建築の2階建て。
屋根の荷重を緻密に計算し、広々とした作りになっています。

 

山林王が建てた建築にしては柱が細めですが、木の節目が一切ないなど、贅沢な作りとなっています。
木材に造形の深い人が見ると、その出来栄えの素晴らしさがわかるのだそうです。

 

そんな六華苑では、1月18,19日に『第28回桑名市民芸術文化祭 寿ぐ「新春六華苑祭」』を開催します。
演奏会や美術展、お茶会やキッズダンスなどを楽しむことができます。
見て体験できる、素敵なイベントですね!

みなさん、お待ちしています!

 

第28回桑名市民芸術文化祭 寿ぐ「新春六華苑祭」
開催日時 2020年1月18日(土)、19日(日)9:00〜16:00
開催場所 六華苑
イベント内容 美術展(両日)・演奏会(両日)・お茶会(19日)・キッズダンス(19日)など